石場文子個展「Shuttle Run 2022」
2022.04.22 – 2022.05.08
Ayako Ishiba
展覧会名:石場文子個展「 Shuttle Run 2022」
会期:2022年4月22日(金)-5月8日(日)
営業時間:12:00-19:00、月・火・水 休廊
この度、ARTDYNEは2022年4月22日(金)から5月8日(日)まで石場文子個展「 Shuttle Run 2022」を開催いたします。
石場は1991年、兵庫県に生まれました。2016年に愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画・版画領域修了。2019年「あいちトリエンナーレ 情の時代」、「LUMIX MEETS BEYOND2020 BY JAPANESE PHOTOGRAPHERS #7(東京、アムステルダム、パリ)」などに出展。「VOCA2019-新しい平面の作家たち」にて奨励賞を受賞するなど、近年ますます注目を集める作家のひとりです。
特に近作「2.5」シリーズでは、物体の表面にペンで黒い線を描いたものを被写体とし、2次元と3次元の狭間に焦点を当てたユニークな作品を発表しています。このシリーズの作品から表出されるある種の違和感は、私たちの「観る」という行為そのものに疑問を呈し、既存のルールや立場に従い生きている私たちの価値観を揺さぶります。
今展は「2.5」シリーズから一歩踏み出し、思考や技法の往復、そして過去から未来へと更新するイメージから「シャトルラン」と名付けられました。これまでのスナップ写真から一転し、錯覚や視覚の遊びを取り入れた作品によって構成されます。モチーフとして扱いづらい長さの紙を今までのように構成し写真に収めるのはもちろんのこと、彼女のさらなる興味は質量へと向けられ、広がっていきます。
石場文子の新作の展開にご注目いただき、この機会にぜひご高覧・ご高評くださいますよう、どうぞお願い申し上げます。
石場文子 | Ayako Ishiba
1991
兵庫県生まれ
2014
京都嵯峨芸術大学造形学科版画分野卒業
2016
愛知県立芸術大学大学院美術研究科修了
個展
2021
「不在(ない)と存在(ある)」3331 Arts Chiyoda(東京)
2020
「zip_記号と静物」Gallery PARC(京都)
2019
「次元のあいだ」児玉画廊(東京)
2018
「たかが日々」山下ビル(愛知)
2017
「2.5」KUNST ARZT(京都)
2015
「しかく-Square/Sight/Blind spot-」KUNST ARZT(京都)
2013
「house」KUNST ARZT(京都)
グループ展
2021
「コンテンポラリーアートへの扉」三越日本橋店(東京)
「現れの形象」ARTDYNE(東京)
2019
「さっぽろアートステージ 2019 ART STREET 美術展『まなざしのスキップ』」札幌文化芸術交流センターSCARTS(北海道)
「 ignore your perspective 52『思考のリアル/Speculation ⇄ Real』」児玉画廊(東京)
「LUMIX MEETS BEYOND2020 BY JAPANESE PHOTOGRAPHERS #7」 IMA Gallery (東京)/ Gashouders(アムステルダム)/ (パリ)
「あいちトリエンナーレ 情の時代」愛知県美術館
「IMA×Edition “STYLED IN PHOTOGRAPHY” vol.1 「写真を着る、言葉を纏う~フォトグ ラファーと言葉によるTシャツコラボレーション~」 IMA gallery(東京)
「VOCA2019―新しい平面の作家たち」上野の森美術館(東京)
2018
「Pop-up Dimension 次元が壊れて漂う物体」児玉画廊(東京)
「メソッドの考察」愛知県立芸術大学学食2次元(愛知)
「不透明なメディウムが透明になる時」電気文化会館(愛知) 石場文子・守本奈央
「立てる」masayoshi suzuki gallery(愛知)石場文子・守本奈央
「写真的曖昧」金沢アートグミ(石川)
受賞歴
2019
「VOCA2019―新しい平面の作家たち」 奨励賞
作品収蔵
愛知県美術館