グループ展「窓の来し方、空間の行方」開催のご案内
2023.01.13 – 2023.01.29
平野泰子・宮崎浩太・對木裕里
ARTDYNEは2023年1月13日(金)~1月29日(日)まで、平野泰子・宮崎浩太・對木裕里によるグループ展「窓の来し方、空間の行方」を開催いたします。
絵の具を幾層にも塗り重ねる行為によって生まれる空間や現象に注目し、見る・見られるという制作行為によって絵画の可能性を具体化させてゆく平野泰子。完結した絵の上から筆を走らせ、絵具を物質として捉え直すことによりリアリティを追求する宮崎浩太。固定概念や既成の思考を解きほぐし、物事の根源的な意味をユーモラスに問う對木裕里。80年代後半に生まれた彼らが見つめるものは様々ですが、平面を越え、空間を越えて新たな意味を探求し続ける意識には自ずと共通するものが有ります。
今展では、3月に移転を控えた弊画廊のアーツ千代田3331での最後のグループセレクション展として、上記3名の注目すべきアーティストによる新作、近作を交えた展示販売を行います。どうぞこの機会にぜひご高覧、ご紹介のほどよろしくお願い申し上げます。
平野 泰子|Yasuko Hirano
"Superposition 2205" 2022 530×455mm Oil on canvas
2007
京都精華大学 芸術学部造形学科洋画専攻卒業
個展
2009
「Twilight」masayoshi suzuki gallery(愛知)
2013
「Twilight」masayoshi suzuki gallery(愛知)
2018
「呼びかけられる」Gallery PARC (京都)
2018
「不確かな地図」CALM&PUNK GALLERY(東京)
2020
「HIRANO YASUKO EXHIBITION “UNFOLD ROOM”」stoop(東京)
グループ展
2015
「VOCA展 2015 現代美術の展望ー新しい平面の作家たち」上野の森美術館(東京)
2021
「New Positions2021 日本の抽象絵画:田中秀和・西川茂・平野泰子」taguchi fine art(東京)
2021
「Pictorially yours,」表参道画廊(東京)
2022
「Directors’ Selection-FOCUS」TEZUKAYAMA GALLERY(大阪)
2022
「完璧に抗う方法-The case against perfection」あをば荘(東京)
2022
「UNLOGICAL 05」MONO.LOGUES(東京)
受賞歴
2016
「第 30回ホルベインスカラシップ」奨学生認定
アーティスト・ステートメント
作品の根底には「風景」があるが、絵の具を幾層にも塗り重ねる行為によって生まれる空間や現象に注目するようになる。その平坦な風景では絵の具や描かれたオブジェクトが布置の読み替えや書き換えが展開の連続性を持ち、見る・見られるという制作の行為によって可能性を具体化させてゆく。制作の中から生まれる眼差しや不確かなものに強度を持たせるために制作している。
宮崎 浩太|Kota Miyazaki
”somethings(Actress 2)” 2022 273×220×30㎜ oil on canvas
1985年
愛知県生まれ
2010年
名古屋芸術大学大学院同時代表現コース修了
個展
2013年
「世界で最大の巨体を持つ牛」/MATSUO MEGUMI+ VOICE GALLERY pfs/w
グループ展
2011年
「neWs」/アートラボあいち(愛知)
「A VIEW」/ MATSUO MEGUMI+ VOICE GALLERY pfs/w
2012年
「密度」/アートラボあいち(愛知)
「絵画展 絶景」/ MATSUO MEGUMI+ VOICE GALLERY pfs/w(京都)
2022年
「EPIC PAINTERS Vol.9」/ The blank gallery(東京)
「Somewhere in between」/ The blank gallery(東京)
公募展
2012年
「ワンダーシード 2012」/トーキョーワンダーサイト渋谷
「ワンダーウォール 2012」/東京 都現代美術館
2017年
「ワンダーシード 2017」/トーキョーワンダーサイト渋谷
2018年
「ワンダーシード 2018」/トーキョーワンダーサイト本郷
第9回「はるひ絵画トリエンナーレ」 佳作
2019年
「アートオリンピア2019 」 準佳作
2022年
「100人10 2022」/東京ミッドタウン プラザB1 メトロアベニュー「50mウォール」
アーティスト・ステートメント
私の作品は、完結した絵の上から筆を走らせることで完成に至ります。
それにより、絵の具が混ざり合い、形は朧げになりますが、それがよりリアリティを生み出すと私は考えます。
さらにモチーフによっては、それが時間の流れに見えたり、物が動いているように見えたり、絵の具が実際に動いているように見えたりもします。
私がリアルと感じるのは、絵の具を物質として捉えることができた時で、鮮明に描くのとは別の体感するリアリティのようなものをそこに感じることができます。
對木 裕里|Yuri Tsuiki
"window1" 2022 610×610×65mm 石膏 油彩
1987
神奈川県生まれ
2009
武蔵野美術大学造形学部彫刻学科 卒業
2011
京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修士課程 修了
東京都在住
主な個展
2022
「ONE」HOMEPICNIC STOREHOUSE(滋賀)
「NADiff Window Gallery Vol.80:Shells」NADiff a/p/a/r/t(東京)
2021
「あざみ野コンテンポラリー Vol.12:ばらばらの速度」横浜市民ギャラリーあざみ野(神奈川)
「オープンシアター2021:てのたび では いっておいで」神奈川県民ホール(神奈川)
「みぞおちの石」ギャラリーNEW新九郎(神奈川)
2020
「VOIDはひとつのMASSになる」VOID A PART(滋賀)
2019
「玉と敷物」switch point(東京)
2017
「對木裕里展」板室温泉大黒屋(栃木)
「ざらざら」gFAL 武蔵野美術大学(東京)
主な展覧会
2021
「Playground | プレイグラウンド」亀戸アートセンター(東京)
「憑依する作法」小金井アートスポットシャトー2F(東京)
「トゥーマッチな風呂敷」second.2(東京)
2020
「怪作展」ギャラリーNEW新九郎(神奈川)
「a triangular pyramid」MEDIA SHOP gallery2(京都)
2019
「zine vorstellung#1」polygue(ドイツ)
「東風」FAL(東京) CSギャラリー(東京)
2017
「OPEN HOUSE」青春画廊(京都)
「Show Case Gallery」横浜市民ギャラリーあざみ野エントランスロビー(神奈川)
「群馬青年ビエンナーレ2017」群馬県立近代美術館(群馬)
2016
「ALL NIGHT HAPS 私がしゃべりすぎるから/私がしゃべりすぎないために」HAPS(京都)
「Identity XII-Memorandum on Sublime:curated by TaroAmano」Nichido Contemporary Art(東京)